妻が留守をした後ほど夫は大量発射するのはなぜなのか

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「夫の気を引きたかった」― ‐通り魔事件の被害者として届け出たものの、じつは自作自演の芝居だったことがバレたときの主婦の説明がこれだった。妻が殺されそうにならない限り関心を示さない夫。そんな男の気を引くために犯罪までデッチ上げてしまう妻。

モノ悲しくてモノ凄い話なのか、どこにでも転がっている話なのか。いずれにしても、ちゃんと″夫婦する″のは大変な作業ということか。というわけで、「正しい夫婦ではその距離感が精子の数に現われる」という研究について。

たとえば、妻が実家に帰っていたり旅行に出ていたりして、しばらく顔を合わせなかった後でセックスに及んだとしよう。こんなときは、いつも以上に大量の精子が発射されるのだという。そりゃ久しぶりとなれば、「溜まっていた」だろうから当たり前じゃないかと、われわれシロウトは考えがちだ。

ところが、同じ日数だけ毎日顔を合わせながら〃禁セックス″した後の発射数と比べても、「妻が留守をした後の精子の方が断然、大量発射となる」のだという。

こんな調査報告を行ったのはイギリス人の生物学者ロビン・ベイカー。すべての性行動は、ほとんど無意識の「精子戦争」というキーワードをもとに、その本質を理解することが可能になる、と主張していることで有名な研究者である。

彼の説にしたがえば、前述のストーリーも次のような解釈になる。妻が外出や旅行をしているときには夫の監視下から逃れているため、他の男とセックスする可能性が高い時期といえる。もし本当に他の男の精子が妻の体内に入っているとしたら、夫として〃後追い″でできる行為はただひとつ。浮気男の精子数を越える大量の精子を妻に浴びせて、(不倫の子ではなく)自分の子供を生ませる確率を高めることである。

精子は″自動装填方式〃だから、発射弾数が意識的にコントロールされるわけではない。いつもより妻が離れている時間が長かったな、と夫が何となく思っただけで自然に増量される。しかも、いつもより離れている時間が少し長ければそれなりに少し多く、すごく長ければそれだけすごく多く、精子が発射されるそうだから恐さらに驚くのは、この現象には女性側のコンデイションやタイミングといつた都合は、ほとんど関係しないとされる点だ。受精しやすい時期なのかとか、いつもより激しく催しているかどうか、なんてことも無関係。

男がパートナーの女から「どの程度まで目を離していたか」だけで精子量が左右されるのだという。ウソみたいなホントの話とは、このようなことをいうのだろう。

ところで、これを別の目で見れば「しょっちゅう顔を付き合わせている夫婦やカップルでは、セックスにおける精子量が最も少ない」ということになる。他の男に種付けされる心配がないのだから、最小量の精子させ出せば自分の子供を生んでもらえるからだ。で、その子供もいらなくなれば、精子の発射場所にも標的にも興味がなくなってしまう、ということなのだろうか。

寝室別を望むが三割以上、どうなっているの?

「できればパートナーとは別の寝室で寝たい」と考えている夫婦が三五パーセント、つまり三カップルに一組の割合でいるのだそうな。家族と住居の在り方を調べている研究所(リブランひと住文化研究所)が、首都圏の分譲マンションに住む、子供のいる約四百世帯にアンケートを行った結果で、 一四%の夫婦はすでに別寝室を実行していたという。

ベッドや布団が別々で、最近「全然しない」というのなら、流行のセツクスレスとして分からないではない。だが、ドアを締め切って「絶対しないゾ」的な就寝方法って、どうも分かりにくい。それとも「ノックしてお入り下さい」とか書いてあるのだろうか。夫婦どちらが先に提案したことかなど、もっと細部にわたって調査してほしかったものである。

というわけで『データブックNHK日本人の性行動・性意識』を引っ張り出してみたら、おもしろい調査内容を見つけ出した。どうやら「子供がいる夫婦」というところにポイントがあるらしいのだ。

タイトルが示すように、このNHK調査では16歳以上の男女のセックスに関して、まさに根掘り葉掘り聞いている。その中に、夫婦に子供がいないときと、子供が持ってからでは、セックスに対する男の意識がガラリと変わることを示すデータが出てくるのである。

「妻にセックスを断る権利があるか」との問いに対し、子供のない既婚男性では半数以上が「そんな権利あるわけない」と答えている。「拒否権あるんじやないの」と理解を示しているのは4人に1人しかいない。要するに大半の男が「子供を作るんだから女房はサセればいいの」と考えていることになる。

ところが同じ既婚者でも、子供がいる男性に同じ質問をすると、約半数が「女房にセックス拒否権があるのは当然」との答えで、理解者が倍増してしまっている。その分〃男の性交権″を主張する声は弱くなり、拒否なんてできないとする強硬派は半減してしまう。この状況を別の言葉でいうなら、子供もできたことだし、もうシタくなければ無理することないよ、俺も是非にというほどでもないし、といったところだろう。

ここで、女のほうが頑張るつもりでいれば別の展開もありうる。が、同じくNHKの調査によると、女は結婚を契機に「性に対する関心を失いがち」。独身女性の3人に2人はセックスヘの興味津々なのに、結婚と同時に三人のうち二人は関心を示さなくなるという逆転現象が、こちらは早々と起きる。

子供ができると気が軽くなるのか、アンケート上では若干の興味アップが起きるのだが、大概のケースで時すでに遅し。なにしろ夫が妙にモノ分かり良くなるおかげで、夫婦がガップリ四つに組むだけの環境が生まれにくいらしい。

だったら、心静かにマイペースで寝たいと願う人が増えても不思議ではないかも。まさか、寝顔を見ているだけで腹が立つとか、同じ空気を吸っていると思うだけで虚しい、なんていう悲惨な理由ではないだろう。安眠を祈りたい。

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